さよならのソング | ~みちよんのひとりごと~

さよならのソング

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北海道に遠足にいっていた。富良野から札幌に向かう途中で、携帯に信じられない話が届いた。


札幌出身のベーシスト、ハル君の訃報でした。


ビックリし過ぎて言葉出ませんでした。年齢は私よりも若いです。音楽に向けた姿勢や熱い思い。。

私は長年彼と共に音楽を奏でたり、語り合った仲間ではありませんでした。
割りと最近話すようになっただけなので、よくはわかりませんでした。

仕事では3回ぐらい一緒に演奏したかな?仕事の前や本番中は、物静かでスッとして、一見近寄り難い感じだったけど、話してみると優しくて、ジェントルマンで。

家が近所だったこともあって、彼が主催していた飲み会に参加した時、イメージが全然違って、仲間とワイワイ楽しくベロベロになってました(笑)。

なんだー、おもろい人なんだなーって思ってたけど、音楽の話しになると、熱くなりすぎて、誰かしらと絡みまくる。真剣なんだ。。。チャラい音楽やって行くことが許せないんだ。


震災後のミュージシャンには、キツイ日々だった。みんな、自分のやりたい音楽と歓迎される音楽とのジレンマにキリキリしてる時だったと思う。

このままじゃ、ほんとに俺たち潰されるぞ!という言葉にハッとした。すごく酔っ払ってたけど、ぐっさり胸に刺さった言葉だった。

それから討論が荒れに荒れて、どうなっちゃうのか。。。なんて、思ってたら、帰り際に円陣組まされて、みんな頑張ろうー♪なんて言われて(笑)。
何だよそれーって笑いながら帰った事をすごい覚えている。

あまりにも、突然でした。
告別式には、たくさんのミュージシャンが。みんな、とても悔しそうだった。傷ついていた。心に大きな穴空いてた。

もっと、いろいろ話したかったな。円陣また組みたかったな。。。


今夜は、誰かとお別れをしなくてはならない時に必ず弾く曲が自分の中にあって、心を込めて演奏しました。

鼻で笑ってるかもしれない(笑)。
みてろよー!!

さよなら。またいつか。